NISSAN×DeNA @ dots. #23x に行ってきました
追記
当日のツイートをTogetterにまとめさせていただきました!
dots.さんで「NISSAN×DeNA 車は、モノ<プロダクト>なのか、コト<サービス>なのか。当事者たちから見える風景を語る。」というイベントが開催されたので「えっ?日産の方と DeNA の方が Deep Learning や機械学習について語るの!?」と分かりやすく興味喚起されて伺ってきました!
ハッシュタグ#23xで当日のツイートが一覧できます。
(言語を日本語にした方が見やすいかもしれません)
到着すると広くてオシャレなことで有名なdots.さんの会場に所狭しと椅子が並べられていました。
この写真は開演前ですが、開演後は後ろにある雛壇まで満席でした!
いわゆる IT 系の勉強会よりもややビジネスマンっぽい方が多かった印象です。
受付をしていただくと「ドーナツどうぞ」と。
協賛のNuCodeさんが「コーヒー&ドーナツスポンサー」として差し入れて下さったそうです。
※なお私は写真撮影時点で完食済みです。
「Atom in Bit out 。車がコトになる仕組み。」
プログラム 1 つ目は日産自動車 上田さんのお話です。
自己紹介で個人として開発・運用されているサービスの紹介をしてくださって、私の中の「自動車会社の人」というイメージが良い意味でがらがらと崩れていきました。
パネルディスカッションでも個人で登録されている iOS デベロッパープログラムの更新が〜と話しておられまして、もう少し(車の)ハードウェアや制御寄りのお話から始まるのかと勝手に思っていたのですが、先入観を完全に打ち砕かれお話にぐいぐいと引き込まれていきました。
かなり忙しいお立場だと思うのですが、個人でもサービスを作ったりアプリを公開されたりしているそうで、個人サービス絶賛放置中の私には耳が痛かったです。
自己紹介の後は私を含め多くの参加者の方が期待していたであろう「自動運転」について話してくださったのですが、自動運転の実装方法や技術的なお話というよりも、コンセプトや体験についてのお話が主で、ここにきて「モノより思い出」というキーワードが腑に落ちました。
この記事だけ読んでくださっている方には伝わりづらいかもしれませんが、お話の中でも心に残った部分を書き留めておきます。
- “hands-off” はすぐ来る
- “eyes-off” は実はしばらく来ない、“eyes-off” の前には “mind-off” が必要
- “mind-off” は “mind-free”
- “Re-define car”
日産 上田さんのお話。(失礼ながら)思ってた以上にエンジニアリングのお話でめちゃくちゃ面白い!そしてプレゼン資料が素敵 #23x
— Hidenori Matsuki (@mazgi) August 31, 2016
その他、後述しますがリーフの走行軌跡をビジュアライズした様子を紹介してくださったのですがとても幻想的でした。
自動運転車に CAN(Car Area Network)接続のエスプレッソマシンを搭載したり、自動運転で不要になった従来のメーターの代わりに iPad を搭載したりととても興味深い事例の数々をご紹介いただきました。
(動画を載せたかったのですが見つけられませんでした)
「DeNA が考える自動運転技術を利用したサービス」
プログラム 2 つ目は DeNA 木村さんのお話です。
自己紹介では Perl のコミュニティで活躍されていたお話などをしてくださいました。
「DeNA AUTOMOTIVE」や DeNA の自動運転関連事業について紹介をしてくださり、コンセプトや構想というよりはとても現実的なすでに始まっているサービスや本当に数年内に実現しそうな"事業"のお話を実証実験の紹介を交えて話してくださいました。
プレゼン資料そのものはレギュレーションにより撮影していないので関連しそうなニュース記事やプレスリリースをご紹介します。
- ロボット・シャトル
- ロボネコヤマト
- ロボットタクシー
普段東京都内にいると感じづらいことですが、日本全国としてみると過疎化や運転手さんの不足・高齢化など交通という分野で解決すべき問題はとても多いですね。
DeNA は「モビリティサービスプロバイダ」という立ち位置で自動運転関連事業を進めておられるそうで、なるほど資料にまとめて説明していただくと、自動運転技術そのものの他にも自動運転が事業で活きるためには必要なモノがたくさんあることが分かります。
2 つのセッションを通じて参加前に漠然と想像していた内容と良い意味で真逆のお話しを聴くことができました。
日産の方とDeNAの方のお話が良い意味で想定と真逆だった。 #23x
— Hidenori Matsuki (@mazgi) August 31, 2016
パネルディスカッション&懇親会
パネルディスカッションはモデレートしてくださる NuCode 中井さんの自己紹介から始まりました。
中井さん、なんと前述のリーフの走行軌跡をめちゃくちゃカッコよくビジュアライズするアプリケーションの開発も担当されたそうで、「MySQL の memory エンジン使いました」等、自己紹介に交えて実装者ならではのお話をしてくださいました。
メインセッションで登壇された上田さんと木村さんが再度パネリストとして登壇され、広範囲に踏み込んだディスカッションがスタートしました。
広範囲に踏み込みながらも雰囲気はとてもカジュアルで、参加者の方がうまいこと突っ込むとディスカッションで取り上げられる一面もありました。
CANコーヒーとか誰も言わないな。 #23x
— kioto (@takaneh) August 31, 2016
「CAN コーヒー」は巧すぎて悔しいですね!
その他「202x 年のモビリティサービスはどうなるか?」「CAN はもっとオープンな方がいいのでは?」などなど本当に多岐にわたるディスカッションが繰り広げられ、夢が広がると同時に業界を牽引されている方が何を考え何に取り組んでおられるかを垣間見ることができました。
パネルディスカッションのあとは懇親会が行われ多くの方で賑わっていました。
私も Deep Learning の勉強会で知り合った方と再会したりと有意義な時間を過ごさせていただいたとともに刺激と焦りを感じました。
最後に
登壇者の皆さま、運営してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
写真やテキストはレギュレーションを守った上でプライバシーに配慮し掲載したつもりですが万が一お気付きの点がありましたら@mazgiまでお知らせください。
(すっかりフォトレポート風になってしまったので時間が取れたら追記します!)